インターネット回線のあれこれ② 切り替えは何が面倒なのか（フレッツ光・コラボ光編）
競争が激化しているインターネット回線。
「簡単に切替られますよ？」は信じてはいけません。
何が面倒なのか？
①切替専用の申込番号を取得しなければならない。
今がフレッツ光であれば「転用承諾番号」を取得が必要となります。こちらは電話もすぐ繋がるので、楽に取得できますがプロバイダにも解約の連絡を入れるという作業が必要です。
今がコラボ光（ドコモ光やソフトバンク光など）であれば専用の窓口から「事業者変更承諾番号」を取得します。以前は電話でないと受け付けない、繋がるまで30分待ちはザラでしたが、今では一部で電話に加えてネットから申し込むことも可能になりました。こちらはほとんどの場合プロバイダはセットなので同時解約となります。
どちらの場合もレンタル品（無線ルーターなど）の返却作業も必要です。
②回線工事日にすぐ切り替わらない
今はIPOE IPV6という、新たな回線が主流となっています。まあ詳しいことは置いておいて、要は昔よりも混雑しにくくなったということです。
これが非常に曲者で、IPV6にも様々な規格があり工事日になっても新しい回線にすぐ切り替わらないという事態が発生します。
前述した申込番号を取得して工事日を迎えた時点で「はい、新しい回線にするから出ていってね～」となっても「お待ちしていました。じゃあすぐバトンタッチしますよ」とはならないんです。これがまた微妙なのですが、早ければ半日、運が悪いと２日ぐらいかかったりします。これを回避する裏技的なもの（IPOEではなくPPPoEに切替して使う）があるのですが、設定がめんどくさく高齢の方には非常に難しい作業となります。
回線会社は「切り替わるまで待ってくださいね～」と平気で言います。というかそう言うしか方法がありません。何時何分に前の回線が出ていき、自分のところの回線が入っていけるか分からないんです。
このほかにもスマホの割引がなくなると家族に影響がでるのか？や
違約金補填してもらうには何を出せばいいの？
など、ちょっと大変です。
一度切り替えたらもう二度としない！という方もよくいらっしゃいます。
なので引っ越しするときはしっかり回線会社を選んで申し込むことをオススメします。
そしてこれはあくまでも「ネットだけ」の場合です。
固定電話の番号移行はもうすこし複雑です。こちらはまた後日書こうと思います。
インターネット回線のあれこれ① おすすめの回線はどこなのか
量販店で声をかけられたり、ネットの広告を見たりして
インターネット回線を変えようかな？と思った方は多いのではないでしょうか。
まずインターネット回線について一言申し上げておきます。
乗り換えはめっちゃくちゃに面倒くさい
某携帯会社の人「今NTTフレッツ光なんですか？じゃあ同じ回線なので切替も楽ですよ！」
はい、嘘です。普通にめんどくさいです。乗せられないでください。
※何がめんどくさいかは別の記事で書きますね。
とはいえ1円でも節約したい！というそこのあなたにお伝えします。
eo光（オプテージ）
今や知らない方のほうが少なそうなeo光。近畿2府4県と福井県で利用できます。
どうしておすすめなのか。
競合他社に取って一番厄介な存在であるから。
①長期割引が無敵。
②独自回線である。
③関西電力グループなので提供できるエリアが広い。
簡単に説明していきます。
・競合他社に取って一番厄介な存在であるから。
インターネット回線の営業や切替相談を受けた際、「今はeo光」と言われると
「あ～多分そのままで良いな」となります。
なぜか？
①長期割引が無敵
代表的な速度であるネット1Gコースで見てみます。
３年目まで：5,448円/月
５年目まで：5,274円/月 ▲174円
６年目以降：4,997円/月 ▲451円
eo（イオ）｜長期継続利用割引契約「長割（ちょうわり）」 (eonet.jp)
一般的なネット回線1Gの相場は5720円/月＋各店独自の割引ですが
eo光の場合は１年目からも安い上、使い続ければどこよりも安い月額料金
で使うことができます。
最初にお話ししたようにネット回線は「切替が面倒くさい」わけでして
各社の回線導入キャンペーン（〇円キャッシュバック！初年度だけ激安！）を
渡り歩く強者でない限りはとりあえず選んでおいて間違いありません。
また、ドコモなどのスマホ会社はセット割引が～というお声もありますが、スマホで使用している通信量が少ないと適用外だったり、今や格安スマホプランが当たり前の時代です。いつまでもセット割引の適用条件を満たせるのか？ということです。
②独自回線である。
例えばNTTの光回線を利用するコラボ光（ソフトバンク光 や OCN光）は様々なプロバイダがおり、同じ回線ですが品質が異なる場合があります。また、大元はNTTなので各業者はNTTに確認しなければ分からないという状況も。
eo光は独自なので管理を一貫して行うため、サポートも万全でしょう。
また、独自回線なので今NTTの回線だったりJCOMの回線を使っていても
工事にまったく影響がありません。
③関西電力グループなので提供できるエリアが広い。
とりあえずネット回線はNTTかeo光どっちかはいけるだろう というぐらいに
提供エリアが広い印象があります。
JCOMはどうしてもこの辺りが弱く、NTTとeo光が2強ではないでしょうか。
家の近くの電柱にあるケーブルを見て、オレンジ色の巻物があるものがeo光です。
そこら中にあるので是非一度探してみてください。
ご参考になればうれしいです。
次回は回線切替の面倒さについて書きたいと思います。
ご挨拶
はじめまして。
エネルギーや住宅設備を扱う仕事を10年以上しているtakaです。
エネルギー：電気、ガス、インターネット回線など
住宅設備：システムバスやキッチントイレ、ガスコンロやIH
この業界、ぱっと見は同じような商品が溢れ混沌としており
日々多くのお客様から「何が違うの？」「どこで買うのがいいの？」と
相談を受けます。
販売店に問い合わせると、そのお店が安く仕入れられるメーカーや仲良しの営業マンがいるといった理由で
本当に適したものを選べていないお客様が多いと思います。
特にご高齢の方は選ぶのに疲れ任せっきりになることが多いですね。
インターネットでおすすめサイトを検索しても、正直微妙というか、「いや、あなた商品みたことある？」という内容が多く
1人でも多くの方が「ここ見て買ってよかった」と思ってもらえたらと思い、このブログを立ち上げました。
メーカー1社と商社1社を渡り歩いている業界人の視点から
「良いもの」を伝えていきます。
◆今後の紹介予定
電気 ガス インターネット回線
システムバス システムキッチン トイレ 洗面化粧台 ガスコンロ IH など
